「よもやま日記」//身の回り出来事や心に浮かんだ独り言、お気に入りのもの、日常の風景を切り取った写真などなど、思いつくままに書いてます。

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2014/03/08 (Sat) 早春の近江路 その弐

先日、湖西線散策の旅をして以来、すっかり魅せられ、再び近江に行ってきた。2,3日前から冬型が強まったので、いい感じに雪景色になっているのでは……と思うと矢も盾もたまらなくなったからだ。
今回のテーマは、琵琶湖一周"乗り鉄"の旅(笑)。

朝ゆっくりめに家を出たので、京都駅には11:28に到着。
早くもお腹が空いたのと、時間節約のために、お昼は乗り継ぎの時間でホームの売店のかきあげ蕎麦をすすった。
食べ終わるや、11:45発の東海道本線新快速 敦賀行き(西回り)で、慌ただしく近江へ出発した。


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11:50 山科 → 11:55 大津京 → 12:00 比叡坂本 → 12:05 堅田 → 12:16 近江舞子 → 12:19 北小松 → 12:23 近江高島 → 12:27 安曇川


「大津京」そして「比叡坂本」を過ぎると、西にうっすらと雪化粧をした山が見える。比叡山なんだろうか。
温泉のある「雄琴(おごと)」を過ぎて電車は琵琶湖西岸北上していく。
外をしきりに眺めてるのは私くらいだった。ほかの乗客にとっては「いつもの見慣れた風景」なのだろう。私はこれから始まる琵琶湖一周の期待感に包まれていた。


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▲「比叡坂本」からの眺め


「安曇川(あどがわ)」を過ぎた。前回はここで後ろ髪引かれながらUターンした場所だ。前回より雪が降り見通しもよくない。
さらに北へ行くと、車窓から見る景色はどんどんと厳しい冬の表情になってきた。日本海からの季節風に乗って雪雲が流れ込んで比良山地も霞んでいた。

12:30 新旭 → 12:43 近江今津(車両切り離し) → 12:47 近江中庄 → 12:51 マキノ → 12:56 永原 → 13:01 近江塩津(乗り換え)

電車は、湖北エリアへと走って行く。
車窓からの眺めは徐々に雪の白さが増していった。雪の白さと湖の青さが美しい。もう少し晴れていてくれたら言うことはないのになあ。でも、グレーの雲の隙間から、時折青空も覗いて素敵な眺めだ。


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▲「新旭」付近


「近江今津」駅で、前4両と後ろ4両が切り離され、進行方向に向かって前4両のみが「敦賀」行きとなる。
この切り離しは数分で終わって、再び出発。

山が迫ってきた。電車はその間を縫うように走っていく。
いつしか雪が降り始め、風に吹きつけられるように強まってきた。こんなにも天気が違うというのは驚きだ。そういえば、天気予報でも「湖北」と「湖南」に分かれていたっけ。
外は墨絵の世界。「鷺娘」でも出てきそうな雰囲気だ。

電車は「マキノ」を通りかかった。以前から「どんなところなんやろう」とずっと気になっていた場所だ。
スキー場があるはずだけど、人気もなくレジャーな雰囲気はまったくない。むしろ幽玄そのものだった。


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▲なぜか、カタカナの地名の「マキノ」


路線図(湖北)
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「近江塩津」へ到着。この電車は福井方面「敦賀」行きのため、ここで降りることに。
雪は止んでいた。
アナウンスによると、あと5分で向かい側に、琵琶湖を東回りに進む北陸本線新快速 新快速(網干行き)が来るという。
素晴らしい乗り継ぎの良さ。凍える旅人にはこんなありがたいことはないだろう。
でも、この時ばかりはダイヤの良さがちょっぴり恨めしかった。
私は僅かな乗り継ぎ時間をムダにすまいと、慌ただしく外へ。冷たい空気を一杯に吸い込むと、とても気持ちがよかった。

辺りには20センチくらい雪が積もっているが、ホームの下はスプロンクラーが回って、線路の雪を溶かしていた。こういうのは初めて見る光景だ。


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▲雪を溶かすスプリンクラー「近江塩津駅」


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▲雪に覆われたホーム

ホームの中ほどの屋根があるところだけは、ちゃんと雪が取り払われていたが、ホームの端っこは除雪されていない。そこを見つけて、「よっしゃ!」とばかり、私を含めて何人の乗客が楽しそうに歩き回った。


13:05 近江塩津 → 13:10 余呉 → 13:14 木之本 → 13:18 高月 → 13:21 河毛 → 13:24 虎姫 → 13:28 長浜


発車時刻ぎりぎりまで外で遊んでから、電車に飛び乗った。いつも通勤で神戸までの行き帰りに使っている新快速が、「こういうところから走ってきているんや」と思うと、不思議な感慨が起こった。

電車が動き出すと、いよいよ琵琶湖の最北端に到達する。ワクワク感もMaxになった。
琵琶湖の北に小さな余呉湖という湖があり、その北側にあるのが最北端の「余呉」という駅。そして余呉湖を背にして賤ヶ岳が聳えている……ハズ。
羽柴秀吉と柴田勝家が信長亡き後の事実上の後継者争いのための戦いで戦場となった山だ。雪雲でよく見えなかったのがちょっぴり残念だった。
一面の銀世界で降りるのは諦め、わずかな停車時間で写真だけ撮った。


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▲「余呉」駅から南側を臨む


この写真、木々の植え込み辺りに余呉湖の湖面が広がっていて、その背景にはうっすらと山の稜線が見えている。多分これが賤ヶ岳だろう。

余呉湖を回って「木之本」を過ぎ、琵琶湖の東側へ差し掛かると、景色が大きく変わった。劇的と言ってもよかった。
雪の降った形跡はあるものの、溶けているところが多く、何より温かい日差しがあった。
立ち並んでいろのは民家だけではない。工場もある。「経済」が回っているなあ、ということを感じさせる地域が湖東に広がっていた。
少し湖を東に回りこんだだけなのに、こんなにも天気や雰囲気が変わるものなのか。


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▲左は「木之本」辺り 右は「虎姫」に向かう車中から撮影


そして、秀吉が開いた城下町「長浜」へ到着。ここで電車を降りることにした。

北近江の強敵、浅井、朝倉との戦いに勝った信長は、北近江の地を秀吉に与えた。
この戦いでは浅井家に嫁いでいた信長の妹のお市が3人の娘とともに救い出された。のちにお市は柴田勝家と北ノ庄で果てるが娘たちはその後の歴史にさまざまにかかわっていく……。そんな歴史のロマンが脳裏を過った。


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▲長浜城


秀吉は新しく琵琶湖の東岸に城を築き、それまでの「今浜」という地名を「長浜」に改めた。
東には伊吹山地が連なり、その向こうには岐阜・尾張がある。西には琵琶湖、そして比叡山の先には目指すべき京の都がある。

中山道や北国街道が通る長浜は交通の要所でもあったんだろう。
中山道を東へ行くと織田家の出所である美濃方面へそして、西は京都へと繋がっている。
また、北国街道によって北陸へも繋がっている。

尾張・美濃を統一し「天下布武」を唱えて京を狙う信長が、この琵琶湖東岸に辿りつきこの地に拠点を構えた。
不思議なもので実際にその土地に立ってみると、天下統一を狙う織田家中の勢いが、五感を通してゾワゾワと伝わってくる気がする。


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▲長浜城から眺める琵琶湖


15:29 長浜 → 15:32 坂田 → 15:48 米原 → 15:53 彦根 → 16:01 能登川 → 16:07 近江八幡 → 16:13 野洲 → 16:16 守山 → 16:21 草津 → 16:24 南草津 → 16:28 石山 → 16:32 大津 → 16:37 山科 → 16:44 京都


長浜城と町の散策を楽しんでから、北陸本線 新快速(播州赤穂行)へ乗り込んで京都へ、さらに播磨の我が家へ帰宅した。
かなり長くなったので長浜での散策については、別途書くことにしたいと思う。

新快速は停車しないけど、長浜から「米原」「彦根」を過ぎ、南に下りると、今回は下りなかったが、信長が築いた安土城のある「安土」がある。

そして、近江商人が闊歩した近江八幡へ差し掛かった。
車窓からの風景は、すっかり「街」になっていた。ただ、通り過ぎた小さな駅からも数々の名刹や史跡が点在している。それを一つずつ訪れるのも悪くないな。老後の楽しみにとっておくとしよう。

結局、"乗り鉄"の旅と言いながら、乗った電車は新快速のみだったけど許してもらおう。(笑)


<関連記事>
2014/02/28 早春の近江路 その壱
2014/03/15 早春の近江路 その参 -長浜-
2014/05/06 琵琶湖にうかぶ聖域 竹生島(ちくぶじま)
2014/05/18 黒田氏発祥の地 木之本と賤ヶ岳

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Author:つき
普段は虎を肴に大好きなお酒を楽しむオヤジ系。かつては米(米米CLUB)を追いかけ、今でもコンサートには顔を出す。さらに歌舞伎や時代劇を愛し、手ぬぐいをコレクションし、和菓子屋やスイーツにも目がない。茶道をちょっとだけかじり、日本文化のキーワードには反応してしまう。身体を動かすことは得意でないけど、タイガースと職場の陸上チームを応援してます。

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