「よもやま日記」//身の回り出来事や心に浮かんだ独り言、お気に入りのもの、日常の風景を切り取った写真などなど、思いつくままに書いてます。

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2013/05/06 (Mon) 歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎(第二部)

こけら落としから1ヵ月遅れで5月大歌舞伎を見るために、新生歌舞伎座へ行って来た。最新の舞台装置と伝統の様式が溶け合った素晴らしい建物だった。土台は三菱地所の設計、そしてデザインは隈研吾さん。外観の設計は「桃山様式」という大正時代に建てられた第3代目の歌舞伎座と同じ建て方だとか。

下の画像は2005年4月の勘三郎さん襲名公演の時に映した歌舞伎座

kabukiza 20050417_06s


そして2つめの画像は、今回リニューアルされた舞伎座

kabukiza 20130504_15s


デザインはほどんど変わっていないように見える。一番変わったのは背景にあるビルだろう。威圧感をなくすために古い日本建築にある格子を思わせる外観にしているらしい。銀座の真ん中にこんな芝居小屋があるのは何とも小気味いいことだたと思う。

会場に入ると上品な朱の柱に椅子、提灯が並び天井は太陽の光が差し込んでいると錯覚するような柔らかい白い光が溢れている。かつて芝居は自然の光で行われていたのを再現しているのだろうか。

さて、今回歌舞伎座へ行ったのは、仁左衛門さんと玉三郎さん共演の「夕霧」を見たいがため。他にも数々の名芝居があるのだろうけど、地方から電車賃とホテル代を使ってまで見に行こうと思う実力と華を兼ね備えた役者さんは、お二人くらいになってしまった……。

まずは、坂田藤十郎さんの「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」。から「御殿」と「床下」の場面。
仙台藩のお家騒動を題材にした芝居で、藩の乗っ取りを企む勢力から若君を守るため、わが子を失う乳母正岡の悲哀を描いている。残忍な場面がありあまり得意ではないが、正岡の実子、千松役の市川福太郎くんの健気な演技や長台詞には涙が出た。民間出身で市川團十郎さんの部屋子だそうで注目していきたい。

悲劇に涙を流したあとはお目当ての「夕霧」。
編み笠を被り紙衣(かみこ)を来た、仁左衛門さん扮する伊左衛門の美しい身のこなしにうっとり。
廓通いで親から勘当され、落ちぶれた身の上ながら若旦那の大様さを漂わせる、愛嬌のある役柄で、やわらかい上方の商人言葉とコミカルな演技に、思わず身を乗り出して笑顔になっていく。
共演の弥十郎さん、秀太郎さんも味のある演技で贅沢な配役だ。
そして、奥のふすまが開いて、玉三郎扮する「夕霧」が登場すると「おおっ」という小さな歓声がそこかしこから起こる雰囲気も、こけら落し公演らしい華やかさ。
伊左衛門は夕霧に会えて、天にも昇る気持ちなのに、散々に悪態をつき拗ねて見せるのも可愛らしい。
この二人の演目は見れるときにはなるべく見て目に焼き付けておきたい名コンビだ。
ひと時の夢の世界を堪能させてもらった、美しく楽しいお芝居だった。


歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎 第二部
伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
「御殿」
「床下」


  (役者)
乳人政岡            藤十郎
沖の井              時 蔵
松島               扇 雀
栄御前              秀太郎 
八汐               梅 玉
仁木弾正              幸四郎
荒獅子男之助      吉右衛門


夕霧 伊左衛門 廓文章(くるわぶんしょう)
「吉田屋」
 
  (役者)
藤屋伊左衛門       仁左衛門
吉田屋女房おきさ 秀太郎
吉田屋喜左衛門   彌十郎
扇屋夕霧               玉三郎

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Author:つき
普段は虎を肴に大好きなお酒を楽しむオヤジ系。かつては米(米米CLUB)を追いかけ、今でもコンサートには顔を出す。さらに歌舞伎や時代劇を愛し、手ぬぐいをコレクションし、和菓子屋やスイーツにも目がない。茶道をちょっとだけかじり、日本文化のキーワードには反応してしまう。身体を動かすことは得意でないけど、タイガースと職場の陸上チームを応援してます。

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