「よもやま日記」//身の回り出来事や心に浮かんだ独り言、お気に入りのもの、日常の風景を切り取った写真などなど、思いつくままに書いてます。

--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2012/10/29 (Mon) 木枯らし

「あっしには関わりのねぇことでござんす」は笹沢左保原作の木枯し紋次郎の決めゼリフ。
♪出会いは風の中♪ときたら、小泉今日子の「木枯らしに抱かれて」。アルフィーの高見沢俊彦さん作詞作曲だったのね。

さて、古いネタ並べたところで今日近畿地方で木枯らし一号が吹いたらしい。木枯らしには3つの条件があり、ひとつは時期が霜降から立冬まで、ふたつめは、気圧配置が西高東低の冬型気圧配置、三つ目は風速8メートル以上であることが必要だか、三つ目はちと怪しかったとある気象予報士が言っていた。

今日はぐっと寒くなったという感じだけど、例年より4日遅い木枯らし一号だったそうな。
「木を枯らす風」とは随分と寒々しい言葉やね。寒いのが嫌いな私には苦手な季節の到来だ~。
こんな夜はウィスキーのお湯割りでほっこりあったまるか。

スポンサーサイト

1日記 | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/28 (Sun) ~を育てる

手ぬぐいの使い方を解説した本の「手ぬぐいを育てる」という言葉がふと目に留まった。
手洗いを繰り返すうちに徐々に色が落ちていき、布が柔らかい風合いになっていくまで大切に使うことを「手ぬぐいを育てる」という。
手ぬぐいは手洗いが原則で、ものによっては“洗剤を使わないで”と書いてあるものもある。私は手ぬぐい用にかまわぬさん推奨の無添加せっけんを取り寄せて使ってている。また布の端がほつれてくるのを丁寧にはさみで切って使ったり、ちょっとたけ手間がかかる。

手ぬぐいだけではなく、陶磁器の愛好家も「器を育てる」なんて言ったりする。器を使っているうちに萩焼などなら貫入が起こって色が徐々に変化したり、また色の変化は起こらなくても徐々に自分の手に馴染んでいくことをいう。

モノを育てるという言い回しはなかなか面白い。モノは決して育つわけではなく、実際には育つのとは逆だ。古くなり使用感がでてくるのみである。それを「育てる」と表現するなんて…。

大量生産、大量消費で日本人は随分とモノを浪費するようになり、「もったいない」という言葉もあまり使われなくなったけど、最近はその反省からか「もったいない」文化を見直す風潮もでてきたように感じる。この「もったいない」という言葉はほかの言語にはなかなかないらしい。私たちは元来はモノを大切にする民族だったんやね。「~を育てる」という言い回しもなかなか乙な言葉だと思う。

1日記 | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/27 (Sat) 栗名月

今日10月27日は、旧暦9月13日の十三夜、栗名月だ。
この十三夜は日本独自のもの。8月15日の十五夜に月を見て、9月の十三夜に月見をしないと「片見月」といって忌み嫌われたらしい。
月がだんだん満月に近づくこの日に月見をするのが面白い。不完全なものに美を見出す日本独自の美意識が現れているような気がする。

秋が深まってくる9月の方が月が美しいとされているが、今日の月は秋雨前線が迫っている影響か、冴えわたる秋の月ではなかった。まるで春を思わせるような朧月だったけどそれもまた一興。
栗名月には栗や豆などを備えるらしいが、うちでは栗餡のお餅を用意してお月さんをお迎えした。と言ったら恰好いいけど、実際はただ食後にお菓子を食べただけと言った方が正しいのだが……(苦笑)。
このお餅は、京都 紫野和久傳の「わたぼうし 栗餡」。新聞で特集されていた栗のスイーツランキングで7位に挙げられていたのでネットショッピングで取り寄せたもの。ネットショップというのが月見のお菓子にはやや興ざめなところやね(笑)。
「わたぼうし」は名前の通り綿帽子のようなふんわりした求肥の中に、栗をそのままつぶしたような甘さを抑えた栗餡が包まれている。見た目も味も上品で優しい和菓子だった。ごちそうさま。

wataboshi 20121027_01s   wataboshi 20121027_08s
紫野和久傳「わたぼうし(栗餡)」


11月が目前に迫り、秋がどんどん深まってきた。

1日記 | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/20 (Sat) ぼうだいの渋皮栗

先日、裏千家今日庵へ行ったときに、京都伊勢丹で購入したお菓子。
ぼうだいは京の甘納豆の専門店で、栗や小豆などの甘納豆が並ぶ中、目に留まったのがこの渋皮栗。

大粒の渋皮つきの栗が並んでいる。
和風のマロングラッセという雰囲気ながら、上品な甘味でお茶はもちろん、コーヒーとも相性抜群。
これは京都伊勢丹のオリジナル商品のようで取り寄せも可能とのこと。
また取り寄せてみようかな~(笑)。

bodai amanatto_kuri 20121008_02s

5お気に入り | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/14 (Sun) 濱文様 秋柄の手ぬぐい

9月半ばくらいから続々と秋らしい柄の手ぬぐいが登場している濱文様。
模様の可愛さについつい買ってしまっては、もったいなくて使うことができない。
ここの手ぬぐいは洗濯しても色落ちしにくく、取り扱いが比較的楽なのがいい。その上柄が可愛いのでギフトはもってこいだ。これはほんの一部だけれど、あまりの可愛さに、後で巾着でも作ろうと思い、結局思うだけでタンスの肥やしになってしまっている(笑)。


hamamonyo 20120923_01s
京友禅みたいな正統派な柄の「姫菊水」

hamamonyo 20121006_10s
渋めの色が大人な感じの「縞もみじ」

hamamonyo 20121006_01s
菊のイメージを覆すような華やかな「菊づくし」

hamamonyo 20121006_09s
サクサクと落ち葉の音が聞こえてきそうな「秋のお散歩」

6手ぬぐい | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/13 (Sat) 久しぶりの長文屋さん

先週拝観にうかがった今日庵の帰りに、みんながぜひ行ってみたいというので北野天満宮近くにある七味量り売りのお店「長文屋」さんへ立ち寄った。ここの七味は本当に絶品で随分前にここのブログに書いたことがある。

その場で七味や胡麻などの材料をすり鉢で擦り、手際よく匙で袋に詰めてくれる。
店内は七味や胡麻や山椒のいい香りがして、その場でご飯を食べたい気分になる(笑)。

匙で5杯分が基本的な分量。
大体市販の七味の小瓶と同じくらい。
辛さは七味の寮によって小辛、中辛、辛口、大辛。
辛さなく風味を味わって欲しいので市販のものより辛味は強くない。
冷凍庫に入れて約1か月が美味しくいただける期間。

大体の説明を聞いてみんなが思い思いに注文していく。中には全種類を注文するオトコマエな人もいた(笑)。
それぞれの注文を把握した上で息子さんらしい若い人と一緒にすり鉢に入れる分量を見極めて手際よく裁いていくのを見ると、毎回感心してしまう。

ここの七味は山椒が効いているのが特徴で、お漬物に使ったらえも言われる爽やかな風味になる。鰻に山椒の粉代わりに使うこともできるし、どんぶりやうどん、そばなどごく有り触れたいつもの食事がワンランク上の上等なものになるから一度使うと病みつきになってしまう。

さらに私たちは京都駅の土産物売り場で、漬物や湯葉豆腐や和菓子など買い込んで、お茶室での厳粛な空気はどこへやら「早くご飯が食べた~い!」と、食いしん坊の集団となって帰宅した。秋のいい季節、食欲倍増すること間違えなしだわ。

タイムリーにNHK「ためしてガッテン」で山椒を特集していて、それを見ると、山椒は脳の触覚を司る部分にダイレクトに働きかけて、食物の味覚をより強くする働きがあるらしい。中国では山椒の味を「痲」と表現するそうだが、口に含むと下に電流が流れるのだとか。山椒の香りを長持ちさせるには保存の仕方は冷凍庫に入れ、さらにジップロックなどでなるべく空気に触れないようにするといいそうだ。さっそく試してみようと思う。

IMG_0418ss.jpg
長文屋さんの看板

長文屋 京都市北区北野下白梅町54-8

1日記 | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/08 (Mon) 山中伸弥先生ノーベル生理学・医学賞受賞

非常にうれしいニュースが飛び込んできた。京都大学iPS細胞研究所 山中伸弥先生がノーベル生理学・医学賞を受賞! いつかは受賞されると思っていたけれど、実用化されるまで無理ではないかとも思っていたので驚くとともに大変嬉しかった。これほど早く受賞が決まるというのはiPS細胞というものが大きな可能性を秘めているということで、その将来的な成果を見越しての受賞だと思う。

学生時代はラグビーに明け暮れていたという山中先生。整形外科医を志して挫折し基礎研究の道に活路を求めた。過去の挫折をざっくばらんにお話しする誠実で飾らないお人柄。ご自分の個人的なことをネタにしての講演は素人にも分かりやすく、一流の学者とはこういう方なのかと感銘を受けたものだった。

会見で山中先生は、研究とは真理を覆う幕を一枚一枚剥いでいく作業で、真理にたどり着くまでのどの一枚も、それがなくては真理にたどり着けない貴重なものである。たまたま自分が最後の一枚をめくっただけで、この研究に関わったすべての研究がそれぞれに貴重なものだとおっしゃっていた。それは、或るノーベル賞最有力候補でありながら急逝された科学者の言葉とも重なるけれど、一流の研究者というのは真理の前に非常に謙虚で、誠実だなあと思う。
最後の一枚を引く役割が山中先生になったのは、この人なら成果を広く患者のために役立てるだろうという神様の計らいだったのかも知れない。

山中先生ご自身もこんなに早く受賞できるとは予想しなかったとのことだけど、このビッグニュースで研究が止まることを一番に懸念されるのではないだろうか? できるだけ静かにしたいけれどそうもいかないのだろうな。
会見では「現役の研究者として」という言葉で決意を述べておられたけれど、これを機にアメリカに負けない大きな財政的な支援があればいいと思う。

Dr yamanaka 20121009
会見にのぞむ山中所長

1日記 | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/07 (Sun) 今日庵訪問

職場の茶道部のメンバーで、裏千家今日庵の見学に加わらせてもらった。一昨年に訪問したときは梅雨明け間もない7月の酷暑でとにかく暑い記憶しかないが、今回は季節もよく、時折茶室に秋風がさっと吹き渡り爽やかな一日だった。

兜門から中へ入った途端に閑静な佇まいの路地が続いていく。庭はきれいに手入れがされていてすがすがしい。
貴人さんが来られた時には柱やふすまが取り払われるという大玄関から上がらせていただき、まず「寒雲亭」という部屋へ通された。

IMG_0408ss.jpg
兜門

IMG_0412ss.jpg
路地

この部屋は利休の孫にあたる宗旦が作ったとのことで、親交の深かった絵師の狩野探幽が留守中に描いたという襖絵がある。大変貴重な文化財なのだろうけど普通に存在していることに驚かされる。また宗旦が頭を下げるようにとの意図で描かれた逆さ富士の襖絵などを興味深く拝見した。

その後、利休居士の木造が安置されているという「利休御祖堂」や使い古しのひしゃくの柄で窓を切ったという「溜精軒」、お家元がお稽古に使われるという「咄々斎」とその控えの間などを案内していただいた。

名水で有名な「梅の井」は中を覗かせていただき、その深さにびっくり。ここから毎日水をくみ上げているとは凄いことだなあ。

最後は、利休の250年忌に際して作られたという「抛筌斎(ほうせんさい)」でお菓子と薄茶をいただいた。
裏千家は身分によって差を設けず、茶室ではみんな平等という精神から、貴人畳を一段高いものにせず、畳の縁の作りのみ他の畳と区別することで身分の高い人への敬意を表したというのが印象的だった。角を立てず中をとるところが日本人らしいというか面白かった。

koringiku.jpg 
主菓子「光琳菊」 こんな感じだったんだけどフワフワ感がちっとも出てないな。

いただいたお菓子は今日庵の近くにある聚洸さんの「光琳菊」。尾形光琳の描いた丸に点を描いた簡素な菊の図柄をお菓子に映したもので、一見上用に見えるのに、これがふわふわのマシュマロのような羽二重餅で、中に上品な甘さのこしあんが入って喩えようのない美味しさだった。
梅の井の水で点てていただいた薄茶は名をはっきり聞けなかったけれど、お詰めは上林のものだとか。これも甘味のあるまろやかな味の中にほんのりとした苦みが逆に秋の爽やかさを感じる一服だった。

最後はお土産をいただいて路地を通って表門へ。兜の形をしていることから兜門というらしい。
これも内側から見る方が形がよく分かると教えていただいた。お茶室の中は撮影できないが路地は撮ってもいいとお許しいただいたので、お庭を思い思いに写メに収めて、最後はお点前をしていただいた先生と記念撮影をして返ってきた。

IMG_0410ss.jpg
大玄関近くに立派な赤松が植えられている

IMG_0415ss.jpg
兜門近くの巨大な赤松は入り組んだ枝振りが見事

1日記 | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/06 (Sat) 手ぬぐい 張正の板締 豆絞り

愛知県名古屋市緑区の有松・鳴海地域を中心に生産される絞り染めである「有松鳴海絞り(ありまつなるみしぼり)」の一技法「板締め」によって染められた豆絞りの手ぬぐい。
現在は「張正(はりしょう)」という染元でのみ作られているとか。
板締めは、畳んだ布を型板にはめて染める技法で、江戸時代から染められていた豆絞りはこの技法を使っていたという。やがていったん技術が途絶えたところを張正さんが昭和30年に復活させて現在に至る。

型で染められたものは綺麗な水玉だが、本来の豆絞りはひとつひとつ大きさも形も微妙に違い味わい深い。手ぬぐいの両端が縁取りのように染まっているのもいい。また手ぬぐいの生地がしっかりしていて肌触りが柔らかく何とも言えずいい感じだ。勿体なくて使ってないんだけど、伝統的な技法を守るためには使わなければいけないな。

tenugui arimatsu mameshibori_01s

6手ぬぐい | trackback(0) | comment(0) |


2012/10/05 (Fri) 大滝秀治さん

またひとり、昭和の偉大な名優がこの世を去った。大滝秀治さん。

柔らかさと芯の強さ。鋭い眼光にハッとさせられたと思うと、包まれるような温かい声に癒される。
味わいある語り口と深みのある演技で人々を魅了し続けた、まさに演劇界の宝とも言うべき人だった。

最後の映画は高倉健と共演した「あなたへ」。
先月NHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」でこの映画の撮影に臨む高倉健を取材していたが、この中で大滝秀治と共演したシーンは非常に印象的だった。
亡き妻の遺骨を遺言に従って海に散骨した高倉健演じる主人公が、船を出してくれた大滝秀治演じる漁師に礼を言うシーン。
「久しぶりに綺麗な海ば見た。」
この時の大滝秀治の演技に感動して高倉健はひとり涙を流していた。

後でそれを回想する高倉健は、はじめ台本を見たときこの台詞にピンと来ていなかったという。ところが大滝秀治の演技にハッとした。島の人たちが背負ってきた苦しみや悲しみが心に沁みてきた。
この場面は、主人公が職を捨ててこの島の人に寄り添うことを決心するに至る重要なものとなる。映画の中で一番のテーマとも言えるものをたった一言で表現する大滝の演技に感動して泣いた。

何よりも演じる時の気持ち、心情というものを大切にする高倉健は、大滝秀治の説得力ある演技に台詞への深い理解と、漁師の気持ちを感じ取り役柄に映し出す豊かな感受性に感銘を受けたのかも知れない。
「負けたくないねえ……。負けたくないっていうか、折角同じ俳優としてやってるんだから、追いかけたいよね。」
大滝秀治を語る高倉健はまさに映画小僧だった。

今、ウィスキーのお湯割りを飲みながらこれを書いている。本当はぬる燗の方が大滝さんには似合うかな。
大滝さんを偲んでこの映画を見てみたくなった。

1日記 | trackback(0) | comment(0) |


| TOP |

ブログ内検索

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィール

つき

Author:つき
普段は虎を肴に大好きなお酒を楽しむオヤジ系。かつては米(米米CLUB)を追いかけ、今でもコンサートには顔を出す。さらに歌舞伎や時代劇を愛し、手ぬぐいをコレクションし、和菓子屋やスイーツにも目がない。茶道をちょっとだけかじり、日本文化のキーワードには反応してしまう。身体を動かすことは得意でないけど、タイガースと職場の陸上チームを応援してます。

FC2カウンター

お断り

ブログ内容にそぐわないコメント、トラックバックについて管理者独自の判断で削除させていただく場合がございます。またその場合予告や説明等は行いませんのでご了承下さい。

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。